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私的物書

音楽、映画や美術。

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(Night of The Living Dead)』(1968年)

今回は1968年に公開された『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』を扱います。ゾンビ映画の金字塔と崇められている今作をレビューするには力不足のような気がいたしますがどうぞお付き合いください。

ゾンビ・カルト映画に対して豊富な知識を持っているわけではありませんが、今日の「ゾンビ」という特殊な生き物の性格の礎を見ることができました。「どこか動きはぎこちなく緩慢で」、「脳天を貫かなければ死ぬことはなく」、「人肉を食べる」という三大原則を今作で築き上げた印象を受けました。また、ゾンビ映画には欠かせない「人間の内輪揉め」もしっかりと組み込まれていました。

今作でおもしろいなと思ったところは、あくまでホラー映画、パニック映画として描かれているとこです。それにはサウンドが大きく寄与していると思います。金管楽器特有の危機感を煽るような高音といいますか、オーケストラによる不協和音の不気味さが聞き取れました。ポランスキー監督の『反撥』、ヒッチコック監督の『サイコ』に似たような音楽、描写がありました。緊張感を高めるような音楽やモノクロ映画特有の陰影を際立たせた構図なんかも印象的でした。

以下、ポスターです。

 

http://tthk-18.tumblr.com/post/141534300528/night-of-the-living-dead-directed-by-george-a