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「パルプ・フィクション」レビュー翻訳

パルプ・フィクション』を鑑賞し、直線的でなく複雑な作りになっていて、実にポストモダン的だな、ととてもおもしろく感じました。

そこで、他の方はどのように感じたのか気になり、ネットサーフィンをしていたのですが、その人発の批評はなされているのですが、外国の批評文および評価が紹介されていないように感じたので、少しづつ紹介できればと思っています。今後も、映画レビューサイトの大手、Rotten Tomatoesで紹介されているテキストを紹介できればと思います。また、誤訳等ありましたら、コメントしていただけると幸いです。

という経緯のもと、初回ということで気取りつつ、The Times”Classic film of the week: Pulp Fiction (1994)”の翻訳をしてみたいと思います。私がわからなかったところ、映像があるといいなと思ったところは適宜、註をふったり、動画を貼り付けています。

以下翻訳です。


パルプ・フィクション」は常に映画的なアドレナリン注射であろうし、そしてBFIサウス・バンクでのクエンティン・タランティーノ大回顧上映作品として、1月に大スクリーンへ戻ってくる*1。「パルプ・フィクション」はメタ言及、B級映画特有の低俗さ、そして愚直な愉快さによって、タランティーノ・モメントで満ちている。

Uma ThurmanがJohn Travoltaをステージに上げ、彼にダンスを強いた時、彼女は言う、「私は、私の夫であり、あなたのボスであるMarsellus Wallaceがあなたに私を連れ出し、私のしたいことは何でもするように頼んだはずだわ」と。Travoltaの動き*2は私たちの目に「グリース(Grease)*3」や「サタデーナイトフィーバー(Saturday Night Fever)*4を焼き付けた。彼は最初は嫌々ながらも、Chuck Berryの「You Never Can Tell」にのせてツイストした。

 また、この映画ではBruce Willis[ブッチ]やTim Roth[パンプキン]、Ving Rhames[マーセルス]、Rosanna Arquette[ジョディ]といったスターだけでなく、愉快なグラフィック・バイオレンスが輝いている。「パルプ・フィクション」は物語的構造を持っているが、三つのストーリーを同時に展開されている。その中でのタランティーノのダイアローグは回りくどいが、鋭い終着点へと洗練されている。

 TravoltaはヒットマンであるVincentを演じ、そのパートナーであるJulesはSamuel L Jacksonが演じる。殺すことを考えながら、彼らはロイヤルバーガー(チーズ入りクオーターパウンダーのパリでの呼び名)について会話をするのであるが、それは挑発なのである。映画は大胆で、型破りで、ショッキングなアイロニーを90年代にもたらした。シネマは決して同じことはしてこなかった。

 


以上になります。最後のパラグラフは今回の記事とは関係ないので飛ばしました。

*1:BFI サウス・バンク(British Film Institute Southbank)でおそらくタランティーノ特集が行われた。

*2:

*3:1978年公開のミュージカル映画

*4:1977年公開の映画。John Travoltaも出演。